「待つ」という行為はしばしば人間に過剰な繊細さや鈍感さを抱かせる。それがなんらかの要因によって、ふと消える瞬間に生まれる意識は、人間を時間という枠組みから解き放つ。その刹那、意識下に滞留する淀みは、驚くほどの素早さで、皮膚から、爪先から、眼差しから、そして言葉から。思いがけぬ色味となって、滲みだす。
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会期:4月3日(水)〜4月7日(日) 11:00-17:00 (土日のみ~18:00まで)
会場: kumagusuku (京都市)
4月6日/4月7日 17:30よりパフォーマンス(入場無料)
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本展は、音楽家である橋爪皓佐による初の個展です。音楽という時間芸術が持つ枠組みを再定義するべく、擬似的な永遠性を持った「展示」という手法に挑みます。 音・映像・文学によって構成される展示空間は、「鑑賞」という行為と「時間の流れ」の関係性を曖昧にさせる間の「待合室」として提示されます。あなたの意識に滞留する、記憶の焦げ付きと呼応しながら。
CD冊子「微睡む滞留/橋爪皓佐」会場にて先行発売 (価格4,000円)
助成:アーツサポート関西
宣伝美術・冊子デザイン: 大槻智央